歳時記

　今年度末をもちまして、退職することとなりました。最後の２年間を板野支援学校で過ごすことができ、とても幸せでした。

　初めての学校で校長職が務まるだろうかと不安でいっぱいでしたが、子どもたちの笑顔と元気なあいさつで勇気をもらい、前へと進むことができました。子どもたちの「できた」「楽しい」と目を輝かせている姿、悔しくて涙する姿、子どもたちと過ごした時間は私の大切な宝物です。

　本校の教育活動にご理解、ご協力をいただいた保護者の皆様や、子どもたちのために一生懸命より良い支援を考える教職員に支えられ、この日を迎えることができました。心から感謝申し上げます。

　板野支援学校の益々の発展を心よりお祈りしています。皆さんのことをいつまでも応援しています。本当にありがとうございました。

　　　　　　　　　令和６年３月３１日　　大塚　啓子

メジャーリーガーの大谷翔平選手から全国の小学校にプレゼントされたグローブが本校にも届きました。始業式でみなさんにお披露目した後、メッセージとともに正面玄関に飾ってあります。

このグローブをどんどん使ってほしいです。

「みんな野球やろうぜ！」

１２月８日（金）と２０日（水）に、高等部の生徒が校内でカフェを開きました。メニューはにんじんを使ったスイーツやコーヒーや紅茶などのドリンクです。

接客を学んでいる高等部の生徒を中心に、カフェのホール係や厨房係、会計係など役割を分担し運営しました。

お客さんは校内の児童生徒や教職員です。みんなでティータイムを楽しみました。

１２月１３日（水）に道の駅いたのにおいて、キッチンカーで調理したスープパスタの無料配布を行いました。

令和５年の春から、高等部の生徒を中心に、板野町特産のにんじんのうち規格外の廃棄にんじんを活用する取り組みを進めてきました。スープパスタは試行錯誤を繰り返しながら考案されたメニューです。麺ににんじんパウダーが練り込まれています。具材には学校の農園で栽培された冬野菜もたっぷり入っています。

無料配布は大盛況で、皆さんが「おいしい」と言って食べてくださいました。活動してきた生徒たちは、皆さんが喜んでくれて本当にうれしそうでした。

スタジオれもん様とコラボして考案した「にんじん＆米粉クッキー」も合わせて提供しました。

今年度初めての取り組みですが、今後も続けていきますので、次はどんなメニューが出るかお楽しみに！

１１月２０日　板野支援学校創立６０周年記念式典を行いました。

榊教育長からお祝いのお言葉をいただいたり、児童生徒代表で生徒会長が挨拶したり、厳かな中にも温かみあふれる式典になりました。

本校の卒業生MASATOさんのピアノコンサートも素晴らしかったです。

児童生徒全員で分担して作成した６人の巨人もお祝いに現れ、子どもたちや学校を見守ってくれました。

これまで学校を支えてくださった皆様への感謝の気持ちを忘れず、伝統や校風を受け継ぎつつ、新しいことにも積極的にチャレンジしていきたいと思います。

にんじんパウダーを使ったレシピを考案中です。

３つの試作品を作って、みんなで食べ比べしました。

これは、にんじんパウダーを使ったスコーンとムースです。

どちらもとてもおいしかったです。

みなさんの評価もいただきましたので、今後改良していきます。

９月２６日、金泉寺でお接待活動を行いました。

５月に収穫した金泉寺の梅を使った梅シロップをお遍路さんに振る舞いました。炭酸割りと紅茶割りを用意し、お好みの方を選んでいただきました。合わせて、作業班で作ったティッシュケースや納め札入れもお配りしました。札所だけに、納め札入れが好評でした。

みなさん梅シロップを喜んでくださり、私たちもうれしい気持ちになりました。お遍路のみなさんお気をつけて。

今年も読み聞かせボランティアの「いずみ」さんからお二人の方にお越しいただき、中学部で絵本の読み聞かせをしてくださいました。

生徒の読み聞かせチームも日頃の練習の成果を披露することができました。

いずみさん、楽しい読み聞かせをありがとうございました。

昨年度に引き続き、「板野町女性の会」の皆さんに教えていただき、しそジュースづくりをしました。しそを煮たり、砂糖を入れたりして、きれいな色のしそジュースができました。

みんなで試飲した後、他のクラスにもお裾分けしました。

「女性の会」の皆さん、ありがとうございました。

金泉寺で収穫させていただいた梅をつかってシロップを作りました。

できあがった梅シロップは、金泉寺でのお接待で提供します。

高等部では、地域の特産物であるにんじんを使った取組を始めています。規格外の廃棄にんじんを活用できないかと考えています。

6月5日、学校近くの茂美農園様よりにんじんを提供していただけることになり、高等部の生徒が受け取りに行きました。

茂美農園様、たくさんのにんじんありがとうございました。有効に活用させていただきます。　

５月１８日、お接待活動でお世話になっている金泉寺で梅の収穫を行いました。この梅を使って梅シロップを作り、お接待で振る舞う予定です。

イオン幸せの黄色いレシートキャンペーンでのご支援ありがとうございます。

レシート合計の１％分として、たくさんの商品をいただきました。ウエットティッシュやふきんなど、給食や校外学習など様々な場面で使わせていただきます。

保護者の皆様のご協力、ご支援のおかげです。

ありがとうございました。

（株）中央設計の木村会長様、栄建設の鈴木社長様のご寄付により、小学部玄関前のアスファルトがきれいになりました。

雨が降るたびに大きな水たまりができ、児童の靴やズボンが濡れていましたが、きれいにアスファルト舗装をしてくださり、水たまりもなくなりました。

４月２１日に感謝状の贈呈式を行い、子どもたちからお礼を伝えることができました。

小学部の子どもたちも喜んでいます。

木村様、鈴木様、本当にありがとうございました。

板野町在住の和田寿子様より、大きな阿波踊りの絵を寄付していただきました。今にも絵から踊り出してきそうな躍動感あふれる絵です。和田様はこれまで県内の学校や施設などに１００枚以上の油絵を寄付されていらっしゃいます。校長室に飾ってありますので、いつでも見に来てください。

子どもたちの情操教育に活用させていただきます。和田様、ありがとうございました。

　11月に本校が事務局となり、第38回中国・肢体不自由特別支援学校PTA連合会研修会「徳島大会」を開催します。その研修会に向けて、夏休み中に講演や開閉開式等の撮影が行われました。

　講演等の内容もとても充実したものとなっております。研修会は11月11日にオンラインで配信されます。講演会につきましては、配信期間を設けてYouTubeで限定配信する予定です。配信開始日が近づきましたら、保護者の皆様にURL等お知らせしますので、ぜひご覧ください。

　講師の先生方、撮影を担当してくださったテレビ鳴門のスタッフの方、本校PTA役員の皆様のご協力のもと、スムーズに撮影を終えることができました。本当にありがとうございました。

コミュニティスクールの取組として、高等部の生徒が板野町の「女性の会」の方と一緒にしそジュースづくりをしました。作り方を教えていただきながら、しそを煮たり、砂糖を入れたりして、きれいな色のしそジュースが完成しました。

暑い時期にぴったりのおいしいジュースです。

「女性の会」の皆さんありがとうございました。

６月２０日（月）にPTA役員さん２０名ほどが参加し、美化作業をしてくださいました。

信号から校門までの道路の草を刈ったり、道路にはみ出している枝を切ったり、皆さん汗だく泥だらけになり頑張ってくださいました。

溝の中に入り、生い茂った雑草を根こそぎ刈り取ってくださり、とてもきれいになりました。

おかげさまで児童生徒が安心安全に通行、通学ができます。

本当にありがとうございました。

５月１０日（火）学校の近くにある尾田木材様より、端材を活用した手作りパズルをいただきました。たくさんの動物が組み合わさったパズルや、子どもたちが好きなキャラクターが描かれたものなど、かわいいパズルがいっぱいです。杉や檜のいい香りがして、木の手触りに癒やされます。各学部で分けて、大切に使わせていただきます。ありがとうございました。

　最後の２年間を板野支援学校で終えられて、幸せでした。これも板野支援学校に関わってきた皆様のおかげです。本当にお世話になりました。また、この２年間新型コロナウイルス感染症の予防や感染症対策などにご協力・ご支援賜りましたこと重ねてお礼を申し上げます。

　時間は止まることもなく進んでおり、昨年植樹した記念の「ソメイヨシノ」の桜もきれいな花を咲かせています。

しかし、今もまだ新型コロナウイルス感染症と関わりながら、不安な日々を過ごされている方もいると思いますが、いずれ必ず心の底から花を見て「きれい」と思える日がくると思います。その日が一日も早く来ることを願っております。

　そう思いながら、板野支援学校を離れ、外部から本校を応援したいと

思います。関係者の皆さん　本当にありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上　野　清　文

 【令和２年度　記念樹】