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小学部GIGA構想
「とくしまGIGA推進月間(11 月)」
2025年12月15日 17時29分実践事例:
本校の小学部における肢体不自由重複クラスでの実践事例
実践目的:
各児童の学校生活での様子や保護者との情報共有を経て児童の 興味のある趣向を知り、学習活動に取り組む意欲の向上につなげた。
実践に関わるツール:AI(チャットGPT)
実践の流れ:
①授業を通してiPad端末の動画等を流したときの各児童の表情を観察し たり、保護者とコミュニケーションを通じ、各児童の家庭で生活を通じて 児童の好みなどを聞いて情報を得る。また、授業で取り組んでいる内容な どもAIシステムへの情報として準備する。
②チャットGPTに得られた情報を入力して、各児童が視覚的に認識でき るようにイラスト作成を依頼する。
③チャットGPTに入力した情報で簡単な物語を作成してくれるよう依頼 する。さらにセンシティブな詳細な情報を盛り込むときには、教員が添 削作成する場合もある。基本は抽象的な情報で作成してくれたチャット GPTの回答を利用。 ここでは4つの事例をご紹介する。
事例①(AHさんについて) ◎明るくて大きくていつも笑顔で元気な男の子。 ◎機関車トーマスが大好きなキャラクター ◎食べ物は「いちご」が大好き ◎他
事例②(HIさんについて) ◎自転車乗りが大好き(授業で自転車乗りに挑戦中なので) ◎おさるのジョージが好き(オープニングの音楽が特に) ◎「だんご三兄弟」「おもちゃのチャチャチャ」の歌なども大好き ◎他
事例③(MTさんについて) ◎パトカーや消防車が大好きである。 ◎両手で手首に回転を加えて赤色灯を表現できる(某タレントさんの得意技) ◎給食の後はシンクの蛇口から放水して乾燥機のスイッチオンができ食器の後片 付けができる ◎他
事例④(MGさんについて) ◎キリリとめがねをかけた少年 ◎うわさによると「元アナウンサー・タレントににているのでは?」 ◎お返事はハイタッチで答えられる ◎得意技は先生とのボールのやりとり(キャッチアンドパス) ◎授業でも披露(プラスチックチェーンを缶から引き出す技)
できあがったイラスト画像とチャットGPTにより作成したショートストーリーの紹介
イラスト紹介
事例①のチャットGPT作成イラスト(写真①)
事例②のチャットGPT作成イラスト(写真②)
事例③のチャットGPT作成イラスト(写真③)
事例④のチャットGPT作成イラスト(写真④)
ショートストーリーの紹介
事例①のショートストーリーの紹介(写真⑤)
↑写真① ↑写真② ↑写真③
↑写真④ ↑写真⑤
実践後の今後の予定:
①できあがったイラストを余暇の時間等で児童に紹介し、ショートス トーリーを読んであげる。
②できあがったイラストを表面に裏面にショートストーリーを添付し てラミネート加工を施し保護者に提供等を行っていく。
実践の感想:今回は4事例しか紹介できなかったが、小生が関わる児童について今後も同 様の取り組みを展開できればと考えている。
令和7年11月 事例報告者: 小学部 情報担当
中学部GIGA構想
高等部GIGA構想